2015年7月23日
学科トピックス

OPEN CAMPUSレポート:詫摩先生「不思議な風景」

オープンキャンパス<じっくり体験>では、進学相談、説明会と共に、体験授業に参加することができます。
以下は、絵画系教員の詫摩先生による実技教室、「不思議な風景」の様子です。
アートの表現手法としての、フロッタージュ(物の上に紙を置き鉛筆などでこすり写し取る)と「偶然性を利用して何かと何かを組み合わせる」というコラージュの発想方法の面白さを体験する内容でした。
 

体験授業紹介


  • 「不思議な風景」
    ~フロッタージュ~
    (詫摩先生)


1)コラージュ、フロッタージュの方法について学びます。
2)教室の中や外をウロウロし、フロッタージュする模様を探し色鉛筆でこすり出します。
3)フロッタージュの風景画の例として、シュールレアリズムの画家、エルンストの作品を紹介。
4)さらにパステルも用い、木の葉などの自然素材、グルーガンという糊で模様の描ける道具などを用いて、様々な模様を紙に写します。
5)それらを切ったり貼ったりしながら、画用紙に不思議な風景画を作ります。
6)できた作品を並べて、お互いに見せ合います。

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参加者の皆さんは、普段見過ごされがちな壁や道具類の凹凸を細かく見つけ、様々な色や模様で素敵な作品を仕上げてくれました。終了後は完成作品を持ち帰り、芸術学科のアトリエや、作品展示のあるギャラリースペースなどの見学ツアーにも参加する方も大勢いました。
 


<用語解説>
※コラージュ:
写真、新聞などの様々な素材を糊で画面に貼り付け、組み合わせる現代絵画の技法の1つ。