9/19-10/6 佐藤実先生 個展
資格課程・共通教養科目などでお世話になっているアーティストの佐藤実先生が、藤沢市で個展を開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお運びください。
会期中にはイベントも開催予定です。
佐藤実 minoru sato -m/s「Two Tonalities on Thought and Spontaneity 思想と偶発、ふたつの調性
Two Tonalities on Thought and Spontaneity 思想と偶発、ふたつの調性
– orbital HARMONY OF a SPHERE – Extending the tonality what they had thought at one time
公転の調性 – かつて考えられていた古代の音律体系の拡張に基づく
– SPONTANEOUS HARMONY played by apparatus “QUEEN OF HEARTS” -on the tonality what we won’t 装置QUEEN OF HEARTSが奏でる自然発生の調性 – 意図なき音律に基づく
「物体の運動には必ず音が生じる。太陽や月、全ての星々の円運動で発せられる音には音楽の調和と同じ比率の調性がある」と考えた思想家たちがいた。紀元前6世紀のピタゴラス学派である。算術と幾何から生まれた音楽の調和が天球の動きを司るという思想の下で議論が始まり、学問としての音楽と天文学の密接な関係はその後約二千年間探究された。ピタゴラス学派が用いた音律は当時洋の東西を問わず世界中で用いられていた。その音律の計算式ではオクターブの中を無限に分割することができる。そこで地球の公転における1度ごとに2音階の720音階という天球の調べを計算し図表化することにした。これは聞くための調性にはならない。数の比率という二千年の長きに渡り考え作り出された思想の拡張とその体現である。
一方でひとは明確な音の高さを知覚できる自然発生の音の現象すべてに調性を感じ取るかもしれない。それは作り出されたものではなく自然の存在から読み解かれるべき調べと言える。それを偶発の調性と名付けてみた。そこで予測困難な発音原理を用いて、自然が自ら音を奏でる装置を制作することにした。
自然の運動から洞察しようと試みる思想と偶発による2つの調性。その原理と探究の性質の違いを今回の展示で経験していただければ幸いである。
(プレスリリースより引用)
会期:2025年9月19日(金)-10月6日(月) ※火・水は要予約
休廊日:木
時間:10:00-19:00
場所:obi gallery
神奈川県藤沢市村岡東3-12-7
江ノ電バス 藤沢駅南口8番のりば F6系統(「渡内循環」「渡内中央行き」) 「渡内会館入口」 下車徒歩1分
*乗車時に下車停留所を告知
イベント:トーク&ライブパフォーマンス
日時:9月23日(火・祝) 16:00-
参加費:2000円(1ドリンク付き)