2025年3月14日
学科トピックス

3/20-3/31 山本直彰先生 神奈川県民ホールギャラリーで展覧会参加

本学の卒業制作展などでお世話になっていた神奈川県民ホールが、2025年3月末で休館します。
休館前最後の展覧会に、2020年度まで本学で長年教鞭をとられていた山本直彰先生が参加されます。
最終日の座談会にもご登壇予定です。
会期中無休。ぜひご来場ください。

META2025

METAは2005年、METAⅡという展覧会を初めて神奈川県民ホールギャラリーで開催しました。それから20年、時代とともにメンバーや発表の意義が変容しながら、県民ホールギャラリーの広大なスケールを持つ空間に挑戦し続けてきました。
その挑戦は空間に対するものだけではありません。アカデミックな環境で「日本画」を学び、その出自を背負いながら、現代美術において何を発表することができるのかを模索する試行錯誤が、県民ホールギャラリーの空間への挑戦とともにMETAの活動の歴史に刻まれていったと言えるでしょう。そしてメンバー個々の活動を隔年ごとにこの県民ホールで披露することが、参加アーティストや鑑賞者に互いに刺激を与えてきたことは間違いありません。
日本画がMETAにとって一体どのような意味を持ってきたのでしょうか。日本が近代化する中で、国策として推進された美術のジャンルとしての「日本画」は、戦後や21世紀の今日においてどのように変容し得るのかが問われ続けています。メンバーの多彩な活動は、こうした問いに真摯に、時にはユーモラスな角度から応答し、日本ならではの美術表現やその歴史の構築に寄与していると考えています。
県民ホールの休館が目前に迫る中、本ギャラリーでの最後の展示をMETAが飾ることになり、これまで参加したメンバーにも出品を呼びかけました。20年間にわたって県民ホールギャラリーで発表してきたこと、そして閉館という大きな節目を迎えるにあたり、META展を開催できることに感謝しつつ、制作への飽くなき探求と、終わりのない挑戦への決意をお見せできる機会にしたいと思います。
(ステートメントより引用)

会期:2025年3月20日(木・祝)-3月31日(月・祝)
時間:10:00-18:00(入場は閉場の30分前まで┃最終日は15:00まで)
会場:神奈川県民ホールギャラリー
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町3-1
みなとみらい線 日本大通り駅 3番出口より徒歩8分




出品作家:市川裕司、岡村桂三郎、梶岡俊幸、金子富之、木島孝文、齋藤典彦、佐藤裕一郎、財田翔悟、竹内啓、多田さやか、千葉大二郎、土井沙織、長沢明、中根航輔、樋口広一郎、山本直彰、山本雄教、吉田有紀
主催:META展実行委員会
共催:神奈川県民ホールギャラリー(公益財団法人神奈川芸術文化財団)

*関連イベント

座談会「これから」
日時:2025年3月31日(月・祝) 16:00-17:00
登壇者:藤嶋俊會(元神奈川県民ホールギャラリー学芸員)×山本直彰

そのほかの会期中のイベントにつきましては、神奈川県民ホールギャラリー、METAのウェブサイトや展覧会フライヤーからご確認ください。

META
https://metaten.myportfolio.com/news

神奈川県民ホールギャラリー
https://www.kanagawa-kenminhall.com/event/39634