2026年8月18日
学科トピックス

10/24 芸術学科有志が撮影協力した映画が公開されます

総合文化学科で2023年度まで教鞭を取られていた小林茂先生の映画が、10月24日(土)より東京・ユーロスペースを皮切りに、全国順次公開されることが決定しました。
和光大学に在籍していた2016年~2023年はまさにこの映画制作期間と重なります。
芸術学科の有志が撮影に協力した、暗室のシーンは2か所に分けられて映画に生かされています。
ぜひ足をお運びください。

映画『魂のきせき』

以下、作品紹介文より

性暴力をはじめ、さまざまな痛みを抱えて生きるサバイバーたちにカメラを向け、9年という時間をかけて制作された。2025年の山形国際ドキュメンタリー映画祭、東京国際映画祭での上映では、多くの観客に驚きと深い感動をもって迎えられ、大きな反響を呼びました。

問いは、ここにある。映画に何ができるのか?

映画監督の小林茂は、性暴力のサバイバーであることを公にしながら活動を続ける一人の写真家との出会いをきっかけに、本作の製作を決意する。大切な友人が、幼少期に受けた性虐待によるPTSDで長年苦しむ姿を見ていたからだ。やがてカメラは、それぞれ異なる痛みを抱えながら生きるサバイバーたちへと向けられていく。悔恨、怒り、うつ、不眠、解離、自傷、希死念慮。言葉にならない痛みとともに生きるということを、どう映すのか?

長期化する撮影のなかで、小林は映画製作の意義を問い、自分自身の過去と向き合う。幼いころの記憶をたぐり寄せると、そこに戦争の昏い影を背負って満洲から引き揚げてきた家族との日々が浮かんだ。異なる時代、異なる出来事に刻まれた傷は、ときに遠く、ときに近く、響きあうことがあるのだろうか――。

深い傷つきとともに歩んできた魂たちの〈軌跡〉。そして、孤独な魂と魂とが、まるで地下水脈のように、とても深いところで、いつか静かにつながりあう〈奇跡〉。その〈きせき〉の先に、何があるのか? 本作は、このかすかな希望に目を凝らし、耳を澄まし続けた、9年間の記録である。
ドキュメンタリー映画の現在を支えるスタッフが集結。

映画史に残る傑作『阿賀に生きる』( 日本撮影監督協会JSC賞受賞 / 佐藤真監督)のキャメラマンとしても知られる小林茂監督が本作の撮影を託したのは、当時また『鉱ARAGANE』を発表したばかりの小田香。録音に川上拓也、編集に秦岳志と、現在の日本のドキュメンタリー映画を支えるスタッフが集結。出演者たちとスタッフの9年にわたる協働によって完成した映画は、2025年の山形国際ドキュメンタリー映画祭、東京国際映画祭で上映され、多くの観客に驚きと深い感動をもって迎えられ、大きな反響を呼んだ。

【出演】
森永都子
高橋和枝
にのみやさをり
小林茂

【スタッフ】
監督:小林茂
撮影:小田香
録音:川上拓也
編集/プロデューサー:秦岳志
プロデューサー:長倉徳生
制作事務局:須藤伸彦

『魂のきせき』公式HP:https://aggie-films.jp/tnk/