2025年7月15日
授業風景

7/11-7/18椛田プロゼミ「前期プロゼミ演習展」開催

椛田プロゼミが「前期プロゼミ演習展」をホワイトギャラリーにて開催しています。椛田プロゼミでは、絵画体験として、「タイムスリップドローイング」「360°ドローイング」「ゴンブリッチとの対話」など、3つのワークショップに取り組みました。ぜひご覧ください。



「前期プロゼミ演習展」
7/11-7/18(最終日12:30まで)
ホワイトギャラリー



「タイムスリップ・ドローイング」
7つの設問について、自らのアイデアを描いたもの。各設問は、石器時代や、神話の時代、大航海時代など、各時代に描かれた絵画体験を、自らの体験としてなぞろうという試みです。7つ目の設問は、「この時代・現代」であり、この時代に表現を行うものとしてのそれぞれの回答が興味深いです。



「360°ドローイング」制作風景
セザンヌの多視点の体験を行ったところ、それぞれの学生の独自の視点が興味深かったため、その体験を深めるために実施しました。任意で選択したモチーフに透明なシートを巻きつけ、可能な限り様々な方向から輪郭などなぞりとっていきます。これだけでも十分な体験になりますが、さらに、そのドローイングをハサミでバラバラにしたり、色彩、異素材(ここでは色紙)を与えること(パピエ・コレ)によって、再構成を行ない、表現の強度を高めました。




「ゴンブリッチとの対話」展示風景
『美術の物語』(ゴンブリッチ著)の序章をAIに短いスピーチとして再構成させたものをベースに、自分自身のスピーチとするには何が必要で、何が不要なのかを、「赤入れ」行為によって顕在化させました。前期を通して考え続けた「アートとは何か」という問いに対し、学生たちが見つけた「この時代を生きる表現者としての回答」を目撃してください。