2020年11月13日
学科トピックス

11/12~ 詫摩ゼミ・現代絵画展 開催中

「詫摩ゼミ・現代絵画展」が開催中です。
COVID-19のために後期も対面とオンラインの併用授業となり、後期ゼミ展も前期と同様ネットでも発表いたします。
前期から5か月が経ちました。
学生の成長ぶりを感じていただけますと幸いです。
https://akihitotakuma1112.tumblr.com/
 
*前期のゼミ展はこちら→https://takumawako.tumblr.com/(和光大学芸術学科教員:詫摩昭人)
 
 
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ゼミ展展示作業の様子をご紹介します。
今回は、主に2年生のための実践でもあります。
2年生たちは今年初めてゼミに入ったものの、新型コロナウイルス感染拡大に伴い授業のほとんどがリモートとなり、まだ展示の手順を習得していませんでした。
そのため、基本的な展示の仕方や道具の使い方を覚えるために行われました。
 
 
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場所は、共同アトリエ2部屋。
ゼミ展出品作品の一部を展示していきます。
 
絵を掛けるときには、天井からワイヤーを吊す、直接壁面に釘やフックを打ち付ける、壁がコンクリートの場合は専用のビスを打ち込むなど方法は様々です。
また最近では、壁面に穴を空けずに済むコマンドタブ(フック)を用いて展示することもあります。
強力ながら壁面を傷つけることなく剥がすことができる両面テープで、とても便利な代物。
共同アトリエの壁面は木材のところとコンクリートのところがあるので、木材はビスで、コンクリートはコマンドタブ+角材で展示していきます。
 
まずは詫摩先生が基本的な展示方法をレクチャー。
 
 
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絵の位置とそれぞれの間隔を決めたら、いよいよ絵を壁に掛ける作業。
コマンドタブを角材に貼り付けます。
 
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今回は、絵の中心が140cmの高さになるように展示します。
 
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絵を掛ける高さを計算で割り出し、水平を保ちながらコマンドタブを付けた角材を壁面に貼って、強く押しつけます。
 
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絵を掛けてできあがり。
 
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水平がずれている場合、最初からやり直すのが大変なときは、角材と絵の木枠の間にコインやテープなど何か適当なものを挟んで微調整することもできます。
 
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では実践。
 
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コマンドタブ。
専用のフックも別売であります。
壁面を傷つけないため、ホテルの客室を利用したアートフェアなどでも重宝される優れものです。
 
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展示ができました。
隣り合う作品のサイズを変えたり、抽象画と具象画である程度分類したりと工夫しました。
基本的な道具の使い方も覚えられたと思います。
 
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最後にみんなで見て回ります。
学生たちからは、
「ゆったり展示したから、1点1点の作品に集中することができる。」
「描いているときは気がつかなかったけれど、白い壁面に展示してみると、作品の側面に垂れた絵具が気になる。」
「額を付ければよかったかな。」
などの意見があり、展示をすることで初めて気がつくことがあったようです。
詫摩先生からは、「みんなが今回どんな絵を描いていたか、画像では見て知っていたけれど、やっぱり実物はいいね〜」との感想が。
どんなに技術が発展して新しい技法が出てきたり、作品の鑑賞の仕方が便利になったとしても、「その絵の前に立って直に見る」という体験は、何にも変えられない素晴らしさがあると思います。
今後の作品にも期待しています。
 
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