2018年7月30日
学科トピックス

15G吉田菜々子 町田市の「雨水マンホールふたデザイン」

町田市の新マンホールふたのデザインに、4年生の吉田菜々子さんが作成したデザインが選ばれました。

日本全国にはおよそ1,500万枚ものマンホールふたが設置されていて、そのデザインは12,000種類以上にもなるといわれています。最近では、地域ごとに独自のデザインが施された「ご当地マンホール」も出現し、さらには「ご当地マンホールカード」を配布する自治体も出てくるなど、地域をアピールするための役割も担っています。
今回の企画は、下水道事業に関心を持ってもらうとともに、町田の魅力発信にもつなげていこうと、町田市と連携協定を締結している大学などの学生が、雨水用と汚水用それぞれのマンホールふたのデザイン案を作成し、市民投票によって新たなマンホールふたのデザインを決定するというものです。和光大学からも複数の学生が今回の企画にチャレンジしましたが、最終的に吉田さんのデザインが市民投票にかけられることになりました。
7月〜8月に行われた市民投票は、吉田さんの作品を含む、雨水用、汚水用それぞれ3つのデザインを対象に行われました。6,000票を超える投票のなか、雨水用マンホールふたのデザインに、4割を超える最多票を得た吉田さんの作品が選ばれ、9月10日の下水道の日に町田市庁舎において石阪丈一市長から表彰を受けました。
新マンホールふたは、12月頃から、町田市庁舎や町田駅周辺など市内約50箇所に順次設置される予定であり、また、今後市街地以外でも、老朽化に伴う更新にあわせて設置していく予定ということです。


< 吉田さんのデザインコンセプト >
町田市にあるもので、市民に親しみがあって、愛されているものは何かな?と考えた時に、町田リス園のリスはどうかな?と思いました。傘をさして、雨を眺めるリスをモチーフにする事、そして、空気を逃がすためにマンホールの蓋の表面に開けられている6つの穴をデザインに活かそうと思いました。雨の模様をうまく穴に合わせて、絵の一部に見えるように工夫してデザインしました。

画像:吉田さんデザインの雨水マンホールふた
※デザインは安全性確保の観点等から一部補正・修正される場合があります。

町田市HP:
http://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/suido/grsui/gesuidoujigyou/manholehutadesign.html