2020年9月25日
学科トピックス

後期授業始まりました

先週から後期が始まり、全部ではないですが対面での授業も増え、学内でも学生の姿を目にすることが少しずつ多くなってきました。
木曜4・5限は「現代絵画・絵画工房」の詫摩ゼミです。
この日は、2年生のみ対面での授業でした。
場所もゼミ室ではなく大きな教室にて、窓を明け換気をするなど3密にならないよう対策をとっています。
 
前半は、9/27(日)に開催される「卒論・卒制中間審査会」に向け、リモートでの参加方法のレクチャーなど。
後半は、実際に自分でキャンバスを張ってみよう!ということで、まずはお話から。
 
キャンバスは画材屋で既製品を入手できますが、制作を続けていくとなるとなかなか高くつきます。
でも、自分で木枠に画布を張れば、だいぶコストを抑えられる。
また、描き終わった絵を木枠から剥がしておけば、絵画を制作する上で頭を悩まされがちな「保管スペース」の省略にもつながります(木枠も再利用できる!)。
詫摩先生も、描き終わった絵は木枠から剥がして保管し、画廊やお客さんから要望があればまた張り直して提供する、という方法をとっているそうです。
 
 
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さて、いよいよ実践。
初めて張る学生もいるので、詫摩先生のお手本から。
まずは、木枠から画布を剥がしてみます。
 
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次に、F15号の木枠にガンタッカーで画布を張っていきます。
木枠と画布の表裏に注意してカット。
 
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木枠の各辺の中央から外側に向かって、木枠を回しながら各辺の対称の位置を交互に留めていきます。
 
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四隅の余った画布は折り畳み、留めていきます。
 
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できあがり。
 
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さて本番。
木枠を組むところからチャレンジする学生も。
 
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きれいに張れました。
できあがったキャンバスは、各自制作用に持ち帰りました。
 
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詫摩先生が、「いい絵は、ふとしたときにできます。でも、そのためには描き続けることなんですよね。」と学生に話していたのが印象的でした。
筆者が学生のとき、「たとえ低空飛行でも、続けること。それが大切なんです。」と、詫摩先生に教わったことを覚えています。
昨今の大変な状況ですが、学生たちがどんな作品をつくりだしていくか、楽しみです。