2020年11月3日
学科トピックス

佐藤勲ゼミ「現代の造形表現・立体工房」【10/23追記】

木曜4・5限の佐藤勲ゼミ「現代の造形表現・立体工房」の様子をご紹介します。
場所は彫刻室。
この日は、2年生、3年生、4年生、研究生の各1名ずつが出席していました。
それぞれの制作に入る前に、まずはミーティング。
話題は、最近感じていることや興味のあること(Go To トラベル、マイナンバーカード、ピーター・ドイグ展、etc…)などなど。
その後、制作状況の確認や今後の方向性・作業計画について、勲先生が個別に学生に質問をしながら回っていきました。
 
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2年生。
シャチホコを制作中。
角材と縄で組んだ骨組みに、粘土で肉付けしています。
このあと、石膏取りの予定。
石膏での作品制作は初めてのチャレンジとのこと。
 
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3年生。
来年度の卒業制作を見据えて、大作を制作するそうです。
まずはそのマケット(模型)作りをしていました。
根底にあるイメージは、パンドラの箱。
そこから禍々しい者たちが出てくる様子を、3mを超える立体に仕上げる予定とのこと。
タコやワニなどのイメージも。
出来上がった作品は、来年始めに開催予定のゼミ展に出品するそうです。
 
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4年生。
先日「中間審査会」を終えて、自分の体験型作品である卒制について、もう一度考えを言葉で整理しようとしていました。
勲先生からは、「その体験型作品の目的。それが一番重要。」との意見も。
 
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研究生。
角材や工芸品、リサイクルショップで入手した玩具や日用品など様々な素材を集めて、本来の姿ではない別の形を作り出そうとしていました。
可動式の作品もありました。
ワニのような作品は、尻尾部分が取り外せて刀のように。
 
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ここで、野々村先生が登場。
作品の感想や、プレゼンテーションの仕方についても飛び入りでアドバイスされていました。
 
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学外で個展を開催するべく、会場について先生に相談する場面もありました。
制作を続ける傍ら、積極的に公募展に出品している学生もいます。
 
 
勲先生が学生との対話の中で、「まず一番大切なのは、何が作りたいのかということ」との言葉がありました。
その作品を作る上での、構造や運搬、保管などの問題は、後で考えて解決しよう。
問題が先にあって、それを避けるように制作しようとすると、どうしても制限が生まれ本来作りたい作品のスケールが萎縮していってしまう、と。
こういうものを作りたい!という始まりの気持ちを一番に考えるべき、というのが印象的でした。
 
 
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【10月23日追記】
この日は、「彫刻表現の基礎」ご担当の杉浦藍先生がお見えになり、それぞれの作品に合った素材や石膏取りの方法など、指導していただきました。
 
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研究生。
新たな大作に取り組む前に、勲先生に相談。
 
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前回見学した際に作業場に並んでいた素材(リサイクルショップなどで集めた玩具や木材など)で、作品が出来上がっていました。
 
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4年生。
卒制について話し合い。
描きためたドローイングなども見て、方向性が決まりました。
あとは制作あるのみ!
 
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3年生。
作品の構想をもうすこし詰めていました。
立体部分は3mを超える大作にする予定で、骨組みを何で作るか勲先生と杉浦先生と相談。
段ボールや発泡スチロール、木材などの案が出ました。
 
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とにかくまずは、彫刻室にあった発砲スチロールで作品の一部を作ってみようということに。
 
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2年生。
シャチホコ作品の石膏取りについて相談。
 
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彫刻室に余っていた石膏をもらえることに。
 
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まずは、簡単な形で石膏取りの手順を学ぼう!ということで、「おにぎり」を粘土で作りました。
 
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日本画ゼミの4年生が、卒制用のパネルを組み立てに来ていました。
横幅5mを超える大作にするとのこと。
 
 
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