1/17漫画家・久米田康治氏の特別講義(クリエイティブ特講)
「クリエイティブ特別講義」は、アート・デザインなどクリエイティブな分野の第一線で活動をされている方を特別講師として招聘する授業で、全学年開講科目・重複履修が可能です。2017年度は前期後期合わせて12名のゲスト講師にお越しいただきました。
今年度最後の講義には、和光大学のOBでもある漫画家・久米田康治先生にお越しいただきました。
まず「漫画家と××」のようなお題を付箋に書き出して、流れに沿って順番にお話いただく形式でスタート。
「漫画家とデビュー」「漫画家と編集部」「漫画家とアシスタント」「漫画家とデジタル」「漫画家とお金」「漫画家と海外」「漫画家と食事・睡眠」「漫画家とペンネーム」などについて、先生の経験談や周辺の方々の状況などを語っていただき、途中から会場の学生の質問を取り入れて行きました。
会場からの質問には「絵が上手くなくても漫画家になれるか?」「ネタだしはどのようにしているか?」「連載の引き際(最終回)について」「和光出身の漫画家が多い理由は?」「自分の好きな話はどれぐらい描けるのか?」などのテーマがあり、興味深い展開となりました。
講義後には、久米田先生ご持参の作品ラフにサインをいただいたり、学生自身が持ち込んだ作品にアドバイスをいただいたりなど、盛んな交流が繰り広げられました。
-講師プロフィール–
久米田 康治(くめたこうじ)
漫画家。1967年神奈川県生まれ。和光大学で美術を学び教員免許を取得。漫画研究会に所属。1990年『行け!!南国アイスホッケー部』で小学館新人コミック大賞を受賞し、翌年同名作品を連載開始。代表作に『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』(2007年度講談社漫画賞少年部門受賞、2007年よりTVアニメ化)『じょしらく』(原作)『かくしごと』(月刊少年マガジン連載中)などがある。2016年「久米田康治画集 悔画展」刊行、発売記念展開催。